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2013 7月 10 | Atlya

Daily Archives: 2013年7月10日

TSUGUGOTO PROJECT VOL.1 藤岡染工場

tsugugoto,

手ぬぐい表紙3

日本の伝統工芸を新しい形で継承する「tsugugoto」

今回の「tsugugoto」は新潟県阿賀野市にある藤岡染工場さんに伺ってきました。寛延元年(江戸時代1748年)から伝統を受け継がれ、刷毛で布に染料を塗る「引き染」や染料に布を浸す「浸染」、布の上から染料をかける「注ぎ染」等、創業当時と変わらぬ技法で、手ぬぐいを中心にのれんやはんてん等を手がけてみえます。今回は、現在9代目となる藤岡さんにお話をして頂き、「tsugugoto」=伝承・継承したいモノ、コトを体感してきました。

藤岡染工場
出入り口
新潟駅からローカル線で1時間程・・・で最寄り駅水原駅に到着しました。
通りをすれ違う子ども達が私たちに「こんにちは」と挨拶してくれるような、なんだか気持ちが清々しくなる緑がとても豊で水がきれいな場所です。
藤岡染工場さんは長い商店街の一角にありました。街にまつわるご当地情報も番外編で紹介していきます

入っていくと
外装からは想像できない内観です。昔ながらの長屋で、奥にどんどん続いていく道・・・。
奥にいくと伝統を感じさせる建物につきあたりました。100年以上前に建てられた、ここが工場です。染屋さんでもジャンルを分けず、てぬぐい、はんてんまで幅広く染めている工場は珍しいそうです。

おはなしたいむ
9代目となる藤岡さんは、本当に丁寧に歴史や技法をお教え下さいました。今は大きな染め物はPCで拡大して型紙をつくっていますが、昔は手書きで縮小サイズで制作しカッティングマシーンで作成していたそう。

手ぬぐい型紙

(左)紙に描かれた下描き。(右)台紙に型をくり抜いていく。型紙。
手で描かれ、手で彫られた型紙。圧巻です。古いものも残されており、工場の財産でもあり、日本の財産でもありますよね。

昔からの
(右)代々受け継がれる型紙の束
長年使い込まれてきたものには、物語がやどり、特有の美しさがあります。道具一つ一つにも専門の職人さんがいたり・・・・。
この他まだまだ、先人の知恵なのだと感心する道具がたくさんありました。

染め風景
(右上)ベテランの職人さんに教わる若手の職人さん
現在、藤岡染工場さんは多方面への活動を経て、伝統を受け継いでいきたいという職人希望の若者が門をたたいてきてくれたそうです。待っているだけでなく、自らの活動をイロイロな新しい形によって発信することによって、次の世代へと広まり共感されていった所以であると思います。
この素晴らしい伝統を絶やさずに、受け継がれて欲しいなぁと思います。

この地に染めの技術を絶やす事無く受け継いでこられたことは、自然豊かなロケーションと、清い水だけでなく、経営者さんと職人さん達との信頼関係が次の世代へと技術やココロを伝えていってくれたのだと思います。また家族の絆もその一つ。そして番外編の記事からもいえるように、地域の人たちとの繋がりの強さなのでしょう。
人と人の繋がり。。。そして伝統の技、心の継承。。。私たちアトリアも微力ながら、繋がりの一部になり、継承できるようなアイデアを出しながら、発信していけたらと思っています。
アトリアで出たアイデアの形は次回へつづく。。。

TSUGUGOTO PROJECT VOL.1 新潟 番外編

tsugugoto,

番外編表紙

日本の伝統工芸を新しい形で継承する「tsugugoto」

藤岡染工場さんにお伺いするにあたって、その地域のイロイロなものを見て、聞いて、食べてきました。
伝統を受け継いでいる所、単体を知っていくのではなく伝統を育んできた地域にまつわるエトセトラを感じとるというのがこのプロジェクトの大きな意味の一つです。これからもご当地の良い所、良い物、良い人を感じ取り、皆さんにご紹介していこうと思っています。

風合いが懐かしいローカル線

列車
新潟駅から1時間程ローカル線と一両のワンマン電車の旅でした。ローカル線は手動開閉!ワンマン電車は押しボタン式開閉!車内の暖気や冷気が逃げないようにという事と、単線なので、列車行き違いで待つ時間が多いからというのがその理由。地方ならではの知恵ですね。車窓からは水田が美しく、窓を開けると澄んだ香り漂っていて電車の旅に癒されました。

五頭温泉郷 村杉温泉 角屋旅館

番外編旅館集合
白鳥の渡来地として全国的に有名な瓢湖(ひょうこ)の近くに位置する、五頭温泉郷 村杉温泉。ラジウムを多く含み特に婦人病に効果があることから、古くから「子宝の湯」としても有名だそうです。今回お邪魔させて頂いた角屋旅館さんでは、そんな言い伝えから[妊婦さんにやさしい宿]としてもご提供されています。

旅館社長突然の訪問にも関わらず、取材に快く応じてくださった[角屋旅館]の安永社長。安永さんは以前広告会社にお勤めされていたそうで、旅館内はアイディアの宝庫。入浴方法から、食材、遊び道具まで、随所に行き届いたサービスに脱帽です。ビジュアル面にもかなりのこだわりを感じましたが、訪れる人への気配り具合が半端なくこだわってらっしゃいます。
そこかしこに置いてある道具もハンドメイドされていて、たとえば、靴べらひとつとってみても、かがまなくても靴がはけるようにと竹林から切り出して長さを調整し自ら作ったそう。リピーターが多いというのも納得です。
遊び心を忘れず、常に消費者目線で物事を考えられているその姿勢にアトリアスタッフも学ぶ事の多い一時でした。

旅館座布団旅館内で、今回見学させて頂いた[藤岡染工場]さんの座布団を発見しました。建材屋さんのハッピの“建”の文字をトリミングしたデザイン座布団は粋でオシャレで旅館のこだわりの空間にしっくりとなじんでいました。伝統を受け継ぐもの同士の繋がりがあり、地域ぐるみで発展していくその様子に、人と人との繋がりの大切さを更に実感た今日この頃です。
角屋旅館HP

蒲原まつり

お祭り
蒲原神社とその周辺延べ1㎞にわたり400店あまりの露店が並ぶ蒲原祭りに丁度でくわしました。830年の伝統を持つその年の稲作の豊凶を占う神事「御託宣」が神楽殿で行われるそうです。神社でお参りした後、新潟名物「ポッポ焼き」を食しました。

新潟駅前 ポン酒館

ぽんしゅ
新潟といえば日本酒。日本酒と梅酒三種を500円でお猪口5杯分試飲できるポン酒館は是非寄りたいスポットです。アトリア編集部は越後湯沢駅に引き続き2回目のポン酒館。無料の各地の塩と味噌をつまみに味わいました。巷に出回らない希少価値の高いものあり、お気に入りのお酒を探し出せる絶好の場所です。是非旅行の際にたちよってみてください。

訪れた地域の特産品を食す

特産品食べ物
山・川・海・平野すべてが揃う自然豊かな風土に恵まれた新潟。お米の生産量は全国第1位で「新潟のお米は美味しい」ことは有名です。その他、たくさんの特産品がありますが、今回は取材で訪れた新潟・阿賀エリアの美味しいものをご紹介します。
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上段(左)岩瀬の清水そば
水が豊かな所=そばが美味しいは鉄則。明治36年に、この清水場のすぐ前に小学校が建てられて以来、子供たちに利用され、地域の人たちや子供たちの手によって大切に守られ、市の文化財にも指定されているお水を利用しています。
上段(中央)魚沼産コシヒカリのご飯セット
新潟と言えばお米です。美味しいお米と山芋でとろろご飯を頂きました。つややかで、弾力のあるお米に感激!日本人に生まれた事に感謝です。
上段(右)ポッポ焼き
蒲原まつりの出店で頂いた、長細いパンのような菓子のポッポ焼き。この地方のお祭りではかかせない名物だそうです。焼き器の蒸気口に笛をつけポーポーと鳴る音で客寄せをした、蒸気が上がる様子が蒸気機関車に似ている等名前の由来は様々。

下段(左)越後栃尾の油揚げ
厚揚げと間違う程の大きさと厚さのジャンボ油揚げ。秘訣は[にがり]を入れるタイミングと二度揚げにあるそう。パリッとした食感と弾力があって、フキミソを付けて食べると本当に美味。
下段(中央)南魚沼の美雪マス
美雪マスとは、ニジマスとイワナの仲間のアメマスを掛け合わせたマス。名前のとおり身が美しいです。量産できないらしいので訪れたときに是非食べておきたい一品です。
下段(右)日本酒利き酒
ポン酒館に空き足らず、日本酒の利き酒をしてしまいました。それほどまでにに美味しい新潟の日本酒達。辛口さっぱり派のワタシは中央の鶴齢がオススメ。

新潟・阿賀のお土産

お土産2
(左)最上屋 三角だるま
三角達磨は起上がり小坊師の一つで、七転び八起きを願い、病気や災いなどから早く再起できるようにと願いをかけた縁起物です。かつては新潟等県内各地で作られていました。
この民芸品を模したお菓子[三角だるま最中]はとてつもなく可愛い!シソが餡の中に入った組み合わせが美味しい一品です。
(中央)てぬぐい
260年以上の歴史を誇藤岡染工場さんのてぬぐいは手作りの暖かさを感じます。藤岡染工場HP
(右)椿もち
水原(阿賀野市)で愛され続けたからこそ残った真の郷土菓子[椿もち]は上品で薄甘いさらっとしたういろうのようなお菓子です。