TSUGUGOTO PROJECT VOL.1 藤岡染工場

手ぬぐい表紙3

日本の伝統工芸を新しい形で継承する「tsugugoto」

今回の「tsugugoto」は新潟県阿賀野市にある藤岡染工場さんに伺ってきました。寛延元年(江戸時代1748年)から伝統を受け継がれ、刷毛で布に染料を塗る「引き染」や染料に布を浸す「浸染」、布の上から染料をかける「注ぎ染」等、創業当時と変わらぬ技法で、手ぬぐいを中心にのれんやはんてん等を手がけてみえます。今回は、現在9代目となる藤岡さんにお話をして頂き、「tsugugoto」=伝承・継承したいモノ、コトを体感してきました。

藤岡染工場
出入り口
新潟駅からローカル線で1時間程・・・で最寄り駅水原駅に到着しました。
通りをすれ違う子ども達が私たちに「こんにちは」と挨拶してくれるような、なんだか気持ちが清々しくなる緑がとても豊で水がきれいな場所です。
藤岡染工場さんは長い商店街の一角にありました。街にまつわるご当地情報も番外編で紹介していきます

入っていくと
外装からは想像できない内観です。昔ながらの長屋で、奥にどんどん続いていく道・・・。
奥にいくと伝統を感じさせる建物につきあたりました。100年以上前に建てられた、ここが工場です。染屋さんでもジャンルを分けず、てぬぐい、はんてんまで幅広く染めている工場は珍しいそうです。

おはなしたいむ
9代目となる藤岡さんは、本当に丁寧に歴史や技法をお教え下さいました。今は大きな染め物はPCで拡大して型紙をつくっていますが、昔は手書きで縮小サイズで制作しカッティングマシーンで作成していたそう。

手ぬぐい型紙

(左)紙に描かれた下描き。(右)台紙に型をくり抜いていく。型紙。
手で描かれ、手で彫られた型紙。圧巻です。古いものも残されており、工場の財産でもあり、日本の財産でもありますよね。

昔からの
(右)代々受け継がれる型紙の束
長年使い込まれてきたものには、物語がやどり、特有の美しさがあります。道具一つ一つにも専門の職人さんがいたり・・・・。
この他まだまだ、先人の知恵なのだと感心する道具がたくさんありました。

染め風景
(右上)ベテランの職人さんに教わる若手の職人さん
現在、藤岡染工場さんは多方面への活動を経て、伝統を受け継いでいきたいという職人希望の若者が門をたたいてきてくれたそうです。待っているだけでなく、自らの活動をイロイロな新しい形によって発信することによって、次の世代へと広まり共感されていった所以であると思います。
この素晴らしい伝統を絶やさずに、受け継がれて欲しいなぁと思います。

この地に染めの技術を絶やす事無く受け継いでこられたことは、自然豊かなロケーションと、清い水だけでなく、経営者さんと職人さん達との信頼関係が次の世代へと技術やココロを伝えていってくれたのだと思います。また家族の絆もその一つ。そして番外編の記事からもいえるように、地域の人たちとの繋がりの強さなのでしょう。
人と人の繋がり。。。そして伝統の技、心の継承。。。私たちアトリアも微力ながら、繋がりの一部になり、継承できるようなアイデアを出しながら、発信していけたらと思っています。
アトリアで出たアイデアの形は次回へつづく。。。