Daily Archives: 2016年7月11日

<ワタシクリエイトCAMPレポート> あなただけのライフ&マネープランを作ろう

Atlya BLOG,

今回は特にママ向けに、難しいと思われがちな「お金」「ライフプラン」についてのお話です。母親になっても自分のやりたいこと・好きなことをして輝けるように、具体的にそれはいくらかかるのか、また教育費だったり漠然としているものや、見えないものへの不安を具体的に数値化することで現実を知り、不安を取り除いていこう!といった内容で、お話しの後には参加者の皆さんに実際にライフプランシートにそれぞれ記入していただき、お互いに話し合う、勉強会のような回となりました。

高山さん

あなただけのライフ&マネープランを作ろう

お話してくださるのはの取締役でFP(ファイナンシャルプランナー)の高山一恵さん。
元々リクルートの営業出身で金融関係のキャリアは全くなかったそうです。当時は実家住まいで、貯蓄とは無縁の生活をしていて、あまりにひどかったので友人がFPになるための講座を進めてくれたことがきっかけでこの道に進んだそうです。税金や、保険などあまりに知らなさ過ぎたので逆に全てが面白くなり、はまったとか。

FPになってから、高山さんがずっと変わらずポリシーとしてやってこられたことが、「女性のためにお金のことを啓蒙し続けていること」だそうです。女性は男性に比べ人生で結婚、出産、夫の転勤、親の介護と様々な転機が訪れやすいということもあり、その時にお金の知識があるのとないのではその先の人生が大きく変わってくるということをご自身で実感され、他の女性に伝えていきたいと思われたそう。
また、お金は取っ付きにくいものというイメージがありますが、実はやれば誰でもできることで、ただ知っているか、知らないかだけの差なので、気負わずに気楽に学んで欲しいとのことでした。

今回のトーク内容はこちら!
1. 今、日本で何が起こっている?
2. 必ず備えたい「5つのリスク」
3. キャリアについて考えよう
4. オリジナルマネープランのために何をする?

まずは今、日本で何が起こっているのか、何が昔と違うのかお話しくださいました。
10年前、特に女性で相談に来る方はほとんどいなかったのに比べ、今はかなり数が増えているそうです。
原因として、現在は国も会社も余力が全般的になくなってきていて、以前のように国が生活を守ってくれなくなった不安が大きくなっているということです。他には結婚する人・しない人、また子供を産む人・産まない人、シングルマザー、離婚する人などライフスタイルの多様化で「平均的な幸せモデル」がなくなったこと。また男性は78年、女性は85年と医療の進化とともに、平均寿命がどんどん長くなり、「長生きするリスク」が切実になってきていることです。日本は類を見ない少子高齢化社会となっていて、現在の総人口が1億2千万人なのですが、2050年には8千万人に統計上なると言われているそうです。高度成長期に12人の現役労働者で1人の高齢者を支えていたのに対し、現在は2.3人に1人、2050年には、1.3人で1人の高齢者を支えるという、マンツーマン状態になるそうです。となると、やはり、年金や消費税など不安要素は増えるばかり…
なので、これからの時代を生き抜くにはどうすればよいか、というと。
●お金の知識があるか(お金を増やすにはどうしたらよいか、や税金の知識がきちんんとあるかが重要になってきます。)
●オリジナルのマネープランがあるか(自分が幸せになるためのプランはどうしたら良いのか?)

やはり女性はライフステージで様々なことが起こりうるので、どのように変化しても大丈夫なようにシュミレーションしておく。また、今は依存から自立へという方向にどんどんなってきているので、自分自身の選択をしっかりできるように自分で計画を立てておくことが重要となってくるそうです。

では、実際にマネープランを立てるにはどうしたらよいのか?まずその秘訣はというと…
「守り」と「攻め」両者のをバランス良く整えることがポイントだそうです。

守り:病気や失業など予測していなかったことが起きた時のために、きちんと対応できるような備えのこと。
攻め:ライフイベントやキャリア、やりたいことを実現するためには何年後に何があって、いくら貯めたら良いのか、いくらお金を増やしたらよいのかと考えるお金のこと(といった予算)

また、何年後に何があって、いくらかかるのかを考える時に重要なのが、人生の3大資金と言われる、「住宅費用」「教育資金」「老後資金」だそうです。この3大資金は金額が大きいので、上手くバランスをとることが非常に重要だそうです。人生の前半で、住宅と教育資金に費やしすぎてしまって、自分たちの老後資金がなくてどうしたら良いか相談される方が多いとのことで、自分たちが何に重きを置いて、どこにどう使いたいかじっくり考えることが大切だそうです。

高山さん資料1

教育費は家計のブラックホール!

今回はママ向けのトークということもあり、教育資金についてもお話しくださいました。
誰しも自分の子供は可愛いので、お稽古ごとについつい、お金を費やしたくなってしまいがち。でも、これから子供が大きくなるにつれ、どんどんお金がかかってくるので、実は子供が小さい時ほどお金は貯め時なのだとか!要注意ですね!
大学を卒業するまで子供1人の費用がいくらかかるのか、具体的に数字と例を見ながらお話が続きます。私立に入れる場合、塾に通う必要がでてきますが、こちらは年々過熱気味で、塾に入れるための塾に通うなんてこともしばしあるようです。また、お子さんが1人でなく2人の場合に、上の子に費やしすぎて、下の子は公立に行かざるを得なかったなど、良く聞くケースですので、二人に均等な費用を割けるよう、他のライフイベントと照らし合わせて計画していくことがとても重要だそうです。

Takayama_rougo

結局最後はお一人様!備えあれば憂いなし・働き方についても改めて考えよう!

人生で思いも寄らない出来事ってやはり起こりますよね。今から備えておけば、ハッピーな人生が送れるという、必ず備えておきたいリスク5つを教えていただきました。
病気・ケガ、収入の減少・ストップ、最低限の老後の生活、自分の介護、住む家がなくなってしまう!の5つだそうです。自分だけは大丈夫と思わずに、まさかの時に備えて準備してあるだけで、心のゆとりもでき、安心して毎日、後に老後をすごせるかと思います!
また、どうしても女性が長生きするので、最後は結局一人になる!ということから、女性自身がしっかり自分で学ぶことはとても重要だとか。
重要医療保険や住宅プランについて、具体例をもとにいつ何が必要か説明してくださった後は
ライフプランにおいて、とても重要なキャリアや働き方について、FPの視点からお話くださりました。
「収入」とは会社からのあなたの信用を数値化したもの、「就職」とはあなたの時間を会社へ捧げること。収入と就職の意味を改めて聞き、働き方が多様化している今、もう一度しっかりと考えてみる時なのかもしれませんね。
後は、収入も大事ですが、子供を抱えて働いていくにあたり、どうしたら自分が楽しく充実して働けるかを考えることは忘れてはならない、重要なポイントになってきます。

オリジナルマネープランを作ってみよう!

最後の項目、「オリジナルマネープラン」では様々な種類がある金融商品をどう活用していくかのお話になりました。
学資保険、株、投資信託、不動産など本当に様々ありますが、ポイントとしてはひとつに偏らず、バランス良く活用することだそうです。というのも、経済危機や震災などがあった場合、強く影響を受けてしまうので、そういったデメリットをきちんと理解した上でうまく利用することが大事だそうです。また、ライフプランの中でうまく活用するにはただ単にお金が増えれば良い、というのではなく、この商品のこの特徴が良いから自分のライフプランに利用していく、という視点で活用することも大事だとか。

ここで、なぜ、預金だけではいけないのかな?と思う方もいると思うのですが、今の銀行の普通預金の金利がなんと!0.001%だそうです。100万円を2倍の200万円にしたい場合、この金利だとなんと、7万2千年かかるそうです!ということで、自分のライフプランにあった金融商品を学んでいくことが今後ますます重要になっていきそうです。

そこで、上手に活用するポイントとして3つ:
1.日常の生活資金や必要な備えに目途をつけたうえで活用する。
2.目先のマーケットの情勢に振り回されず、長く続ける。
3.金融機関のおすすめではなく、自分で商品を選ぶことができる知識をつける

3番目が一番ポイントで、金融機関は良い商品ほど、宣伝はしてこないので、自分できちんと勉強することが重要です!と強調されていました!
これらをライフステージの変化に柔軟に対応できる運用をすることが大切だそうです。

お話を聞いた後に、皆さんに実際にマネープランニングシートを記入してもらい、ライフプランを立ててもらいました。家族構成、それぞれの年齢、何年後に何があって、それを実現するためにはいくらかかるのか準備したい金額を書き込みます。子供が独立した後に第二の人生をどう生きるかなど、遠い未来のこともしっかりと、一度表に書いてみることが大切だそうですよ!
さて、その感想は? どうだったか感想をシェアしてもらいました。

「実際に金額を入れてみて、必要な金額はわかったのですが、貯め方がわからない!」
「だんなの定年と娘の入学が重なっていました、どうしよう~!」
「衝撃でした!何となく、教育費がかかることはわかっていて、ある程度の覚悟はしていたのですが、自分の老後や、もしもの場合の備えを全く考えていなかったので、どうしましょう!?」
「順調にいってもこれだけお金がかかるので、改めて自分を含め、家族の健康は大事だなと思いました。」
他には、
「漠然とした不安を数値化することで、何が不安なのかを明確にできよかったです。もっとちゃんと数字を出していきたいなと思いました。」
「生涯レベルで考えたことがなかったので、こんなにお金がかかるということが具体的にわかり、良い機会となりました」

など、現実的にきちんと考え対応していこうと、前向きな姿勢はやはり女性ならでは、皆さんしっかりされてます。
どうしよう~・不安だわ~!と言われていた方が多かったのですが、暗くならずに笑い飛ばせるパワーも女性の特徴ですね!
私たちにとっても、参加された皆さんにとっても、良い勉強の場になったのではないかと思います♪

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<ワタシクリエイトCAMPレポート> 「好きを仕事に社会に役立とう」トークセッション

Atlya BLOG,

初代自由大学学長、現チーフキュレーターの和泉里佳さんをファシリテーターに迎え
「ココナッツオイルの仕掛人」荻野みどりさんと、「乾物の伝道師」サカイ由佳子さんのお二人をゲストに「好きを仕事に社会に役立とう」をテーマにトークセッションを行いました。参加者がほぼ女性!となり、和気あいあいと女子会のような感じで楽しく、でも真剣にディープに、色々と語っていただきました!

【トークセッションメンバー】
ファシリテーター  和泉里佳さん(自由大学、チーフキュレーター)

サカイ由佳子さん(乾物エヴァンジェリスト、DRYandPEACE代表)
荻野みどりさん(株式会社ブラウンシュガーファースト、代表取締役)

グラフィックデザインや子供関連、ライフコーチの仕事をされている方や、半休を取ってきてくださった熱意溢れる会社員の方!など今後の働き方について考え悩んでいる方がたが参加されました。アイスブレイクでそれぞれ自己紹介をしていただき、和やかな雰囲気の中、女子会のような感じで楽しくトークセッションがスタート!
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きっかけとはじまりの思い

どうしてそれを仕事にしていこうと思ったのか、どういう思いで0から1にしたか、をお二人に自己紹介を兼ねてまずお聞きしました。

荻野さんがココナッツオイルに着目したきっかけは、授乳中に自分が食べているものが子供にすぐ影響したことだったそうです。お嬢さんが湿疹になり、10日間ほど便秘になったことで「人は食べたものでできている」と身を以て実感。安心して子供に与えられる食材を探していてココナッツオイルに出会ったそうです。また、今後ますます女性が働くことが重要となってくる近い将来、「働くお母ちゃん」の背中をお嬢さんに見せたかったことが起業の始まりだったとのこと。夫婦間でも依存しあわない働き方が重要だと思い、産んですぐでも「自分のお金で生きていくこと」をしたかったので、授乳中にヤフオクで落としたものを転売して月10万を稼いでいたという驚きのエピソードをお話してくれました。「売る」のが得意な、根っからの商売センスがあった荻野さんですが、乳児を連れて再就職は難しかったので、だったら自分で!と思い起業されたそうです。
また、「個人的な思いでスタートさせた事が事業として、沢山の人を巻き込み、どんどん大きくなり、そして社会に影響を及ぼすことができる、起業ってなんて面白いんだろう!って思いました」と嬉しそうにお話された荻野さんが印象的でした。

サカイさんは元々弁護士を目指されていたそうですが、諸事情で好きだったアート関係のお仕事につかれました。出産後、お子さんがアレルギーを沢山持っていたので専業主婦にならざるを得ず、また親や誰かに手伝ってもらえる環境ではなったため、育児ノイローゼになられたそうです。何か社会との繫がりがないとつらい!と思われ、今日の料理コンテストに出場されたり(2度も優勝されたそうです!)周りのお母さん達と幼稚園情報のガリ版すりをしてコミュニティを作られました。皆が集まる場でご飯を作っていたのがきっかけとなり、食育ワークショップ「食の探偵団」を設立、活動されている最中に3.11が起こり、冷蔵食品が売り切れても乾物は普通に残っていることに驚き、古くて新しい未来食、乾物に着目しました。サカイさんにとって料理とは、最初はおいしい!と言って食べてもらうことが嬉しかったけれど、料理(ができるという)技術でサカイさんのやりたいことは、社会を変えること!こうなって欲しいと思い未来のために自分なりに考えてできることをやっているそうです。料理のその先に、食と社会の関係を見据え、社会を変えていくために、食でどう解決するか。乾物についても輸送の際のCO2の削減につながるし、常温で保存が利くので、電気代がいらないとか、形が悪くて捨てていた物も乾燥したら形は気にならないので、食品ロスにつながらない。水と一緒なら飢餓の地域にも持っていけるのも乾物ならでは!同じ発想で田んぼを残したいから、米粉に着目をしたそうですが、美味しく食べる方法を模索することを忘れないのもサカイさんならではだと思います。

お二人の共通点として、仕事をして、やりがいやお金を得ることはもちろん、行動そのものが社会にとっても良いアクションであり、また、こうありたい、こうなって欲しいと思う気持ちがすごくあるんですね、と和泉さん。

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アイデアを企業にするためのヒント

そんは想いがあるお二人に、アイデアや思いを仕事や事業としてどう形にするか、またどう持続させていくかそのヒントをお話いただきました。
良いことなら、多くの人が2、3こ思いついていたりするものですが、アイデアをアイデアで終わらせない、ビジネスとして別の領域にいくためにどうすれば良いのか?和泉さんの鋭い質問で具体的なお話が続きます。

荻野さんが起業したばかりの時に、ある方からとても重要なアドバイスを受けたので、皆さんに是非シェアしたい!と話してくださいました。
起業には2つの種類があり、ひとつはめだかの起業、もうひとつはオタマジャクシの起業だそうです。メダカの場合は最初からメダカのまま変わらず成長するのに対し、オタマジャクシはというと、成長して手足が生えてカエルになって地上にでていくというふうに、どんどん成長して変わっていきます。身の丈にあってずっと水槽の中で永く続くということもすごく大事だし、活躍の場をどんどん変えて大きく成長していくこともまた大事である、と。どちらも正しいのだけれど、自分がどっちでやっていきたいのかをはじめに明確にすることがすごく大事!というアドバイスを受け、本当にその通りだと実感されたとか。女性の場合特にお金を稼ぐことへの罪悪感があり、お金は汚いものだというイメージがついているので、会社をおっきくするぞ!とか儲けるぞ!と言うと周りから「あの人ちょっと…意地汚い人」と思われてしまいがちなんですよね、と荻野さん。でも起業って自分の思いを形にしたり、社会を変えていくための手段としてとても良い方法の一つだから、荻野さんは社会を変えたい!と強く思い、結果オタマジャクシのビジネスでいこうと決意されました。なので未来を想像する時にどんどん商品や、やりたいことのイメージが自然と膨らんでいくそうです。
また、そこを明確にしておくと自分が後から苦しくならずに前へ進める秘訣でもあるそう。会社を大きくしたいと思っているのに、お金を稼ぐことへの罪悪感を持ったままだとそれが足かせやジレンマになり、悩んでいる女性起業家の方から多く相談を受けたそうです。

ファーマーズマーケットで娘さんをおんぶしていた時から「大きくするぞ!」と今のイメージを描いていたそうで、ここのスーパーのこの棚にうちの商品おくともっといいのに、とか置きたい!と、もの凄く具体的にイメージすることがとても大切と、楽しそうに話されていました。

逆にサカイさんは、その時その時できることをやって、それを積み上げてきたそうです。小さいことでもまずは試してみて、駄目だったら修正していくスタイルを続けてこられたそう。お子さんが大きく成長された今、夢を大きく持って違う形の働き方に変わってきているそうです。軸をぶれずに持っていれば、色々なステージで実力は付いてくるし、人にも会うようになるので、できる範囲でいかにクリエイティブな発想で小さくてもやってみる事が重要とのこと。

一見対照的なお二人ですが共通点は、実際に行動に起こすこと!
思い立った時には既に半歩でているという、荻野さんに、できることからちょっとずつ、でも着々と行動されていくサカイさん。
二人ともやり方は違えど行動力が非常にあって、凄いなあと、お話を聞いてただただ尊敬するばかりです。

そこで、一見実現が難しいのじゃないか?そんなことできるのかしら?と思うようなことを、実現させる秘訣は何でしょうか?と和泉さんの次の質問が続きます。

サカイさんはお子さん達が原動力とのことです。自分のやっていることを彼らが見ている、と思うとやる気がでてくるそう!
荻野さんは自分がワクワクしたら、やる!とシンプルに決めているそうで。人がこう言っているから、とか足かせになって留めているのは結局自分なので、ワクワクしても何が自分を止めているのか、一度冷静に立ち止まって見極めることが重要、と荻野さん。

状況によることもあるけれど、良くも悪くも自分を止めるのも、自分の背中を押してくれるのも結局は自分なので、良く考えてストッパーを徐々に外して行くことも重要ですね、と和泉さんがまとめられ、次の質問にうつります。

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革新者・マイノリティーならではの視点・強み

ココナッツオイルの仕掛人だったり、乾物を売り出していこう!とかモンゴルに植樹をしにいこう!などお二人とも色んなことをされているところはやはり革新的であり、とは言え、食品業界は特に男性社会ということを聞いたので、女性である、ということがマイノリティーでもあるのではないか?そういう「ならでは」の視点・強みは何なのかを次にお聞きしました。

荻野さんは、業界ずれしていない(業界のルールや人脈などしがらみがない)から、うらやましいと、業界の大先輩から言われたそうです。人のコネクションで仕事を勝ち取りに行ってないので、弱みでもあるけれども、突撃で自分から電話してアタックしたり、しがらみなく自由に動ける分、強みでもある。意図せずとも業界の発想では考えつかないようなアイデアを自然とだしているようです、と荻野さん。
荻野さんはアパレルご出身なので、その発想から食品会社だけれどもバシッと展示会をやって、プレスに対してのアプローチも把握していたり、また食品だけれども、商品の世界観を伝えるためにスタイルブックを作ったそうです。それは実は生産の背景を伝えることであって、特にオーガニックだから凄く大事にしている点とのことで、これは業界のルールにとらわれないから湧いてきた自由な発想だと言えるかもしれないですとおっしゃっていました。

「今言われたことって、業界だと新参者で、コネもなければ、知らないことだらけだから、何もできません!と弱みや言い訳にしかねないようなことだけれども、荻野さんのように突き抜けていくと逆に強みになってて、大先輩からも羨ましいと言われるのですね!」と、和泉さんのコメントに「突き抜けちゃうと、面白がられますね~、なんか見ていて面白いみたいですよ」と人ごとのように言われていた荻野さんですが、お話を聞いていても確かに面白く、なんとなく目が離せない、見ていると気になってしまうというのがよくわかります!

同じくサカイさんも元々食に関してのキャリアバックグラウンドを持っていないことで、面白い発想ができるよね、と言われるそうです。会社に属していないので、この人と仕事がしたい!と思った人のところへ自分から行けてしまうのと、会社背負っているとプレッシャーを感じるけど、断られても自分のプライドが傷つくだけなので、わりと気楽に声をかけれるとことかが強みだと思いますとおっしゃっていました。
女性としての強みは?というところで、男性は特に競争心が強いので、どうしても相手より優位に立とうとするところを、女性の強みは巻き込む力だと思っていて、勝ち負けよりは、大きくみんなを巻き込みたいという思いがあるのは女性ならではだと思っていて、そういうマインドでやっていると男性からも脅威がられないそうです。
私なんて脅威になりません、というスタンスで、男性をきちんとリスペクトして、たてつつ、でもしっかり中には入っていくというしたたかさも必要とのこと!さすがです。
荻野さんの中では、同じ業界の中で競い合うより、みんなを巻き込む方が力も大きくなるし、結果が早い!人を巻き込んで一緒にやる、そういう感覚で仕事ができるのは女性ならではの強みだとも言えますね!また、人を巻き込んで仲良くやっていくだけでなく、そこできちっと売り上げをだし、数字をだしていかないと、男性は巻き込まれてくれないので、そこは
男性社会で認めてもらう(成果を出す)にはやはりきちんと稼いで数字をだすことが大事、との外せないポイントもありました。それぞれの人にどうアプローチするかを、きちんと考えて行動されています。

乾物の世界も、大きい会社もあるものの、小さい会社がほとんどなので昔からの決まった繫がりや、小さい世界ならではの特定の繫がりがあるそうで、新しい人や違う人同士でつながれるようそのつなぎ役としてやっていきたいとサカイさん。昔は200数軒あった棒寒天の業者さんが今は12軒ほどしかないそうで、やはり特定の和菓子屋さんとつながっていて中々新しい繫がりがもてないところをフリーランスの立場や、女性ならではの視点で業者さん同士をつないでいけているというのが強みとサカイさんも言われていました。会社員であれば、その立場でできることをやっていくであろうし、フリーにはフリーの人しかできない動きがあるので、自分の責任は自分でとっていく、潔い働き方というのは女性ならでは、なんだと思います、とも言われていました。

やはり同じようにパイは大きく、そして重要なつなぎ役として活躍されるところはお二人の共通点でした。「同業他社で小さなパイを奪い合うのではなく、それ自体を大きくしていこう、発展させていこう、という発想ができるのは女性ならではですよね」と、和泉さん。女性ならではということで、もう一つ気になるのはやはり、「子育てと仕事の両立」について、聞いてみました。

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子育てと仕事

お子さんが産まれたことが仕事を始めるきっかけとなったお二人ですが、子育てと仕事についてお二人の考えをお聞きしました。

20歳の時に思い描いていたような人生ではなく、思い通りにいかないことも沢山あったけれども、やれることをトライ&エラーで進めてきて途中を振り返ると、ああこの人生で良かったなと思えますと、サカイさん。ご自分が悩んだり、苦労してきた姿をお子さんとシェアしてきたことで、お子さんが大人に成長された今、「お母さんの年代でそんなことが経験できるなんてすごいじゃない、頑張って!」と応援されるとか。仕事環境には恵まれていたそうで、お子さんが小さい時から地方出張に子連れて行き、打ち合せしている側で子供を寝かしつけたり、スタッフの方も面倒を一緒になってみてくれたそうです。海外にホームステイした時も一緒に行ったりと、母親が頑張っている姿を子供がしっかり見ていたからこその絆というか、親子の信頼関係があるのではないかなあとお話を聞いていて思いました。

荻野さんはお嬢さんが現在4歳で、絶賛子育て真っ只中!製品がココナッツオイルなので海外に出張も多いそうで、一番最初はフィリピンに授乳中の時に行かなければならず、乳飲み子を置いていくなんてなんて私はひどい母なんだろうと泣いたこともあったとか。「いつも家にいて四六時中子供と過ごすのが良い母親」という母親像が日本特有のものであることが、フィリピンの子育て事情(母親は国外に出稼ぎに行くのが当たり前で、祖母が育てる)や、欧米のお母さんたちが子連れで仕事しているのを実際に目の当たりにし、だいぶ気が楽になったとか。世界に目を向けて知ったことにより、量より質なんだなということが腑に落ち、それ以来必要以上にお嬢さんに大好きだよ〜チュッチュッと、愛情表現をするようになったそうです。また、出張や仕事で出かける時は、言葉を濁したり、だまして出かけたりせずに、いつからいつまで、どこに行くからしばらく連絡取れないよ、でも連絡できるようになったら写真送るねなど、お子さんがどんなに小さい時でも、きちんと状況を説明し続けたところ、最近は「うん、わかった。行ってらっしゃい」と見送ってくれるそうです。凄いですね!

この後も色々とお二人の子育てのお話があったのですが、それは割愛させていただき…

お二人とも共通していたことは、自分のワクワクすることに忠実に、またその先の未来や社会を見据えてまっすぐに行動を起こしていくことでした。自らが良い!勧めたい!と思う物を純粋に伝えていくことで、周りの共感・賛同を得て、それが自然と大きな渦となり、結果沢山の人を巻き込んでビジネスが大きくなり、社会も変わっていくということも共通していましたね。三人揃うととても華やかで、女性のパワー・エネルギーは本当にすごい!と感心する回となりました。